
傷害、恐喝未遂、窃盗
その他
事案の概要
高校生の少年が、他の少年と一緒に、現金を脅し取ろうとして、被害者2名に対し暴行を加え傷害を負わせ、逮捕された事案。余罪として、他の少年と一緒に自転車を盗んだ窃盗の非行事実もあった。なお、少年には過去に窃盗の前歴が2件あった。
弁護活動による成果
逮捕段階で受任し、当初の逮捕罪名は強盗致傷罪であったが、取調べに対する対応について助言した結果、家庭裁判所送致段階では恐喝未遂及び傷害に罪名を落とすことができた。少年の両親の協力の下、被害者との間で示談するとともに、少年は共犯者である複数の先輩に強く犯行を促されたためにやむを得ず犯行に及んだという事情があったため、審判では共犯者との関係性や犯行に及んだ経緯などの具体的事情を主張した。その結果、家庭裁判所調査官は試験観察が相当であるとの意見が提出されていたものの、審判では保護観察処分がなされた。