覚醒剤に関する事件は,薬物犯罪の中で大きな比率を占めています。
覚醒剤は,覚醒剤取締法という法律によって規制されています。覚醒剤取締法では,覚醒剤の輸入・輸出,所持,製造,譲渡・譲受,使用等が禁止され,それぞれに厳しい罰則が科されています。覚醒剤を営利目的で輸入,輸出または製造した場合は,法定刑に無期懲役が含まれているため,裁判員裁判の対象事件となります。
ここでは,覚醒剤取締法違反の中でも,特に検挙される件数の多い,覚醒剤の所持及び使用についてとりあげます。
不起訴

- 覚醒剤取締法違反
覚醒剤取締法違反事件
30代の男性が夜間車内で寝ていたところ警察官から職務質問を受け、車内から覚醒剤が発見され、逮捕された事件。
乗っていた車は男性が知人から一時的に借りていた自動車であり、本人は覚醒剤が車内に隠されていたことを知らなかったと主張...