
大麻取締法違反
不起訴
事件類型
事案の概要
交際相手の男性と同居している部屋の中から大麻を含む乾燥植物片と乾燥大麻が見つかり、その男性と交際している女性までも大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕勾留されてしまった事案。
弁護活動による成果
接見に行って、交際している女性自身は大麻の存在を知らなかったことを確認した。
また、交際相手の男性の国選弁護人にも連絡を取ったところ、当該男性は罪を認めている上、大麻は隠していたので女性は知らないし、関与していないと話しているとのことであった。
そこで、明らかに不当な身柄拘束であると考え、即座に勾留に対する準抗告を行った。
しかしながら、身元引受者が決まっていないことを理由に勾留に対する準抗告が認められなかった。
そのため、本人と再度接見してご家族にお話をすることの承諾を得た後、ご家族とも面談をして、事情を説明して身元引受書を複数作成した。
その上で、身柄引受書を添えた上で勾留取消請求をしたものの、福岡簡易裁判所の裁判官が勾留取消を認めなかった。
このような不当な結果が出た当日に、今度は勾留取消請求却下の裁判に対する準抗告を申し立てたところ、福岡地方裁判所の裁判官が準抗告を認めて、勾留が取り消され、被疑者である女性の身柄が早期に解放された。